$degreesToRadians(集計)
定義
$degreesToRadians
度単位で測定された入力値をラジアンに変換します。
$degreesToRadians
の構文は次のとおりです。{ $degreesToRadians: <expression> } $degreesToRadians
は、数値に変換される有効な式であればどれでもかまいません。デフォルトでは、
$degreesToRadians
は値をdouble
として返します。$degreesToRadians
は、<expression>
が128ビットの 10 進数値に解決される限り、 128ビットの 10 進数として値を返すこともできます。式の詳細については、「式 」を参照してください。
動作
null
、NaN
、+/- Infinity
引数がnull
の値に解決されるか、欠落しているフィールドを参照する場合、 $degreesToRadians
はnull
を返します。 引数がNaN
に解決されると、 $degreesToRadians
はNaN
を返します。 引数が負の無限大または正の無限大に解決される場合、それぞれ$degreesToRadians
負の無限大または正の無限大になります。
例 | 結果 |
---|---|
{ $degreesToRadians: NaN } | NaN |
{ $degreesToRadians: null } | null |
{ $degreesToRadians : Infinity} | Infinity |
{ $degreesToRadians : -Infinity } | -Infinity |
例
trigonometry
コレクションには、度単位で測定された 3 つの角度を含むドキュメントが含まれています。
{ "angle_a" : NumberDecimal("53.13010235415597870314438744090659"), "angle_b" : NumberDecimal("36.86989764584402129685561255909341"), "angle_c" : NumberDecimal("90") }
次の集計操作では、 $degreesToRadians
式を使用して各値をラジアンに変換し、 $addFields
パイプライン ステージを使用して入力ドキュメントに追加します。
db.trigonometry.aggregate([ { $addFields: { "angle_a_rad" : { $degreesToRadians : "$angle_a"}, "angle_b_rad" : { $degreesToRadians : "$angle_b"}, "angle_c_rad" : { $degreesToRadians : "$angle_c"} } } ])
この操作を実行すると次のドキュメントが返されます。
{ "_id" : ObjectId("5c50aec71c75c59232b3ede4"), "angle_a" : NumberDecimal("53.13010235415597870314438744090660"), "angle_b" : NumberDecimal("36.86989764584402129685561255909341"), "angle_c" : NumberDecimal("90"), "angle_a_rad" : NumberDecimal("0.9272952180016122324285124629224290"), "angle_b_rad" : NumberDecimal("0.6435011087932843868028092287173227"), "angle_c_rad" : NumberDecimal("1.570796326794896619231321691639752") }
angle_a
、 angle_b
、 angle_c
は128ビットの 10 進数 として保存されているため、 $degreesToRadians
の出力は128ビットの 10 進数になります。